コラム「仲直りのきっかけ」
初対面同士の子、お友達同士の子、を含む、幼児〜小学4年生の5人。
ついさっきまであんなに楽しそうに遊んでいたのに、水風船の取り合いだとかで険悪ムード。2チームに分裂。。
片方が「基地を作りたい!」と準備し始めると、もう片方も「そうだ!基地を作ろう!」それぞれの基地作り。片方は材木を組み合わせたところにシートをかけたもの。もう片方は、ポップアップテントの周りを板で囲ったもの。ひろーい公園で、なんと、このふたつの基地は10mも離れていない。それぞれの基地が完成した後も、お互いをチラチラ意識しながら過ごしている子ども達を見て、1人のママが「私、戦争とか嫌いだな〜」と言ってみた。すると…
「じゃあ、ふたつのおうちをくっつけたらいいんじゃない?」
誰かが言い出して、あっと言う間にふたつの基地は合体、また5人は一緒に遊び始めた。
子ども達が仲直りしたそうだな、ということを感じつつ「大人がどこまで介入して良いんだろう?」悩みながら声を掛けてみた、と言うママ。「子ども達の反応に感動しちゃいました〜」とも言っていましたが…
私は、そのママの声掛けに感動!
出来るだけ、子どもが自分達で「どうすれば良いか?」を考えられる様な声掛け。「そろそろ仲直りしたら?」なんて言わずに、仲直りのきっかけになりそうなことを空に向かって言ってみる。
何も言わずに待つ、という選択肢もあるけれど、きっかけ作りになる声掛けも素敵だなあと思った出来事でした。
おーとー